羅針盤

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インフラ輸出に忙殺される円借款 ODAは外交政策、通商政策ではない|羅針盤 主幹 荒木光弥

円借款短縮への懸念 インフラ輸出戦略の重圧に耐えられるか円借款協力。これが今回のテーマである。 政府は昨年11月、インフラ受注の拡大を目指して、円借款の条件緩和を発表した。 それによると、①国営企業や自治体などの重要案件に対しては政府保証を...
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第6回アフリカ開発会議に向けて 大丈夫か、官民連携の主役―民間企業|羅針盤 主幹 荒木光弥

日本に求められる雇用の促進 第6回アフリカ開発会議(TICAD Ⅵ)が8月下旬、ケニアの首都ナイロビで開催される。これまで開催期間が5年間隔であったが、今回のナイロビ会議からは3年ごとの交互開催となり、次回は東京で2019年に開かれる。 間...
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知的情報の国際的影響力 「援助理念」をめぐる海外との共同研究|羅針盤 主幹 荒木光弥

援助理念の比較研究 今回は国際協力機構(JICA)研究所の海外との共同研究に注目したい。 まず、共同研究のテーマが古くて新しいもので、日本語訳すると「開発協力の正常な枠組み」。さらに興味を引くのはサブタイトルの「先進援助国と南側援助国(新興...
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BRICSに追撃される日本 ODAのあり方が問われている|羅針盤 主幹 荒木光弥

不安な日本の国際的地位 ご承知の新興グループBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の大躍進で国際政治経済における先進国の既得権益が大きく毀損されることが予想される。さらに、BRICSに追従する開発途上国も多い。私たちは目下...
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政府のインフラ輸出戦略 ODAはどう貢献できるのか|羅針盤 主幹 荒木光弥

DAC監視下の円借款 現在、政府開発援助(ODA)最大の政治的課題は、安倍内閣の打ち出している「質の高いインフラ輸出」戦略へどう寄与できるかである。安倍内閣のもう一つの政策「地方創生」には、すでに中小企業海外展開支援でカバーしている。 OD...
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成功か、親日国パラオの環境協力 中小企業海外展開支援“検証”の旅|羅針盤 主幹 荒木光弥

光る小さな技術力 1月下旬、20年ぶりに人口2万ほどのパラオ共和国を訪ねた。天皇・皇后両陛下は昨年4月、戦没者慰霊や平和祈念のために太平洋戦争の玉砕地、パラオのペリリュー島を公式訪問された。その時、パラオ人たちは深い尊敬の念をもって両陛下を...
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