羅針盤 憲法の精神と開発協力 軽率な「ODAの軍事転用」論|羅針盤 主幹 荒木光弥 政治利用されたODA大綱第3回「ODA大綱」はその名称も変えて「開発協力大綱」へと改定された。ところが、昨年6月27日付の朝日新聞は4段大見出しで「軍にODA解禁提言―中国牽制、民生からの転換」と打ち上げ、その解説では「集団的自衛権と一体」... 2015.02.01 羅針盤
羅針盤 南北の潮目が変わる! 新興国に呑み込まれる先進国|羅針盤 主幹 荒木光弥 6億人の東南アジア市場謹賀新年昨年11月24日に久しぶりでバンコクを訪ねた。今回の目的は、政府開発援助(ODA)60周年記念セミナー「タイ日協力の歩みとこれから」(国際協力機構(JICA)タイ事務所主催)に出席することだったが、もう一つの目... 2015.01.01 羅針盤
羅針盤 PPPインフラの落とし穴 国際入札で不利になる日本企業|羅針盤 主幹 荒木光弥 古色蒼然としたDAC基準開発援助における「官民連携」(PPP)インフラ事業は、少しずつ市民権を得ているようだ。だが、国際的にはまだ揺籃期にあると言えるかもしれない。NGOからは、あれは援助ではなく、単なる民間投資促進ではないかという声も聞こ... 2014.12.01 羅針盤
羅針盤 還暦を迎えたODA 「財力」援助より「知力」援助を|羅針盤 主幹 荒木光弥 新しい援助秩序を求める新興国60周年を迎えた日本の政府開発援助(ODA)。まさに「ODAの還暦」である。還暦は多くのサラリーマンにとって、定年退職という人生の大きな節目を意味する。気力ある人たちは、残りの人生に向かって、第2の設計を模索する... 2014.11.01 羅針盤
羅針盤 日本の援助史に見る「国益」と「国際益」の変転|羅針盤 主幹 荒木光弥 悲願の国益第一号今年は日本が1954年にコロンボプランという国際援助組織に加盟してから60周年に当たる。これをもって日本の政府開発援助(ODA)の嚆矢としている。コロンボプランは、1950年に当時のセイロン(現スリランカ)の首都コロンボで開... 2014.10.01 羅針盤
羅針盤 タイド/アンタイドの谷間で揺れるインフラ輸出と円借款協力|羅針盤 主幹 荒木光弥 不安定な国際入札アフリカ円借款協力で国益と援助本来の目的との谷間で悩ましき葛藤が生まれている。その援助案件はアフリカA国とB国を結ぶ国際的な国境橋建設である。これへの円借款協力は、基本的にアンタイド(ヒモ付きなし)。しかし、アンタイドにもか... 2014.09.01 羅針盤