荒木光弥

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波乱万丈の「平成」から「令和」へ 国際協力の回顧と展望|羅針盤 主幹 荒木光弥

紆余曲折の平成時代 約30年間にわたる「平成」が2019年4月で終焉し、「令和」の時代が新たに始まった。今回は平成の時代を回想しながら、令和における国際協力の在り方について考察してみたい。 1989年から始まった平成の初期、社会にはまだ「昭...
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「改革か廃止か」 狂い始めたヒモ付き円借款|羅針盤 主幹 荒木光弥

アジア通貨危機の遺産 今、日本のタイド・エイド(ヒモ付き援助)である円借款の「本邦技術活用条件」(STEP)の在り方が、問われている。 STEPとは、SPECIALTERMS for ECONOMIC PARTNERSHIPの頭文字をとった...
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経済界に根づくSDGs その意味するところを考える|羅針盤 主幹 荒木光弥

企業のSDGs宣言 持続可能な開発目標(SDGs)が、驚くべき勢いで日本社会に浸透している。これは特記すべき歴史的な記録である。 周知のとおり、SDGsは2015年9月に開かれた「国連持続可能な開発サミット」で採択された、30年を目標年次と...
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冷戦構造とアジアの発展 アジア開銀トーク・セッションから|羅針盤 主幹 荒木光弥

米国のドミノ理論 去る2月13日、アジア開発銀行(ADB)が2018年11月に出版した『アジアはいかに発展したか―アジア開発銀行がともに歩んだ50年』(勁草書房)の出版記念トーク・セッションが、東京のアジア開発銀行研究所(ADBI)で開催さ...
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風雲急の海外コンサルティング業 現場から崩壊するODAの危機|羅針盤 主幹 荒木光弥

大赤字のODA事業 「ODAの現場が危ない!」その危機感は、2018年12月のECFA(海外コンサルタンツ協会)の会員企業収益実態調査報告から伝わってくる。 今回は職業的には独立していながら、ODA事業の中では実施機関の国際協力機構(JIC...
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急がれるビジョンの具現化 インド太平洋戦略とアフリカ開発|羅針盤 主幹 荒木光弥

米国の大盤振舞いの意図 新年おめでとうございます。 2019年は、インド太平洋をめぐる米中の対立がさらに激化することが予測される。そのことを明示したのが、昨年11月17~18日にパプアニューギニアで開催された、アジア太平洋経済協力(APEC...
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