羅針盤 注視される中国の援助省構想 「一帯一路」戦略の一環か|羅針盤 主幹 荒木光弥 モデルは英国か 中国の国務院(政府)が、3月の全国人民代表大会(全人代)中に援助省あるいは援助庁に相当する「国家国際発展合作署」の創設を提案したという情報が飛び込んできた。 国務委員の一人、王勇氏によると、対外援助が中国外交で果たした役割は... 2018.06.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 中国に翻弄される太平洋島嶼国 戦略的要衝―パラオの危機|羅針盤 主幹 荒木光弥 戦略的要衝 日本は現在、明治150年を迎えている。さて、周知の「天気晴朗なれど波高し」とはロシアのバルチック艦隊との日本海海戦で東郷元帥が発した第一声である。ところが、現在ではロシアに代わって中国が台頭し、東シナ海から太平洋へ戦略的な膨張政... 2018.04.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 前代未聞のJICA資金ショート事件 ODAを支える者たちを泣かしてはならない|羅針盤 主幹 荒木光弥 実態は不明 国際協力機構(JICA)に前代未聞の資金ショートが昨年9月頃から発生し、その事実が10月、11月、12月で顕在化して、週刊誌『サンデー毎日』が12月17日号で「国際協力機構“資金不足”に?―“受注60億円減る”業界団体悲鳴」と初... 2018.03.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 「今のODAはもう古い」 新しい市民感覚による再構築を|羅針盤 主幹 荒木光弥 日本発信の国際協力 新年おめでとうございます。 昨年は本誌創刊50周年を記念して、「変わりゆく世界とこれからの国際協力」というテーマで小論文コンテストを催した。応募してきた論文には、変わらなければならない国際協力への市民感覚が詰め込まれてい... 2018.01.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 “信頼は国の宝” インフラ輸出と円借款|羅針盤 主幹 荒木光弥 先祖返りの円借款 (一社)海外コンサルタンツ協会(ECFA)の新年会が1月10日に催された。まず慣例通り、国交省、経産省、外務省の順で関係省の挨拶から始まる。今年は各省ともに口をそろえてインフラ輸出を強調し、その輸出振興にとって政府開発援助... 2017.03.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 「歌を忘れたカナリヤ」か JICAは本命の人づくりを忘れていませんか|羅針盤 主幹 荒木光弥 インフラとマンパワー 国際協力機構(JICA)の円借款部門は、政府のインフラ輸出戦略に応じようと、その有望案件探しに四苦八苦の有り様だ。 そのために、にわか仕込みの案件調査を懸命に続けているようだが、有望な案件はそう短兵急には発掘されるもの... 2017.02.01 羅針盤荒木光弥