羅針盤 “信頼は国の宝” インフラ輸出と円借款|羅針盤 主幹 荒木光弥 先祖返りの円借款 (一社)海外コンサルタンツ協会(ECFA)の新年会が1月10日に催された。まず慣例通り、国交省、経産省、外務省の順で関係省の挨拶から始まる。今年は各省ともに口をそろえてインフラ輸出を強調し、その輸出振興にとって政府開発援助... 2017.03.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 「歌を忘れたカナリヤ」か JICAは本命の人づくりを忘れていませんか|羅針盤 主幹 荒木光弥 インフラとマンパワー 国際協力機構(JICA)の円借款部門は、政府のインフラ輸出戦略に応じようと、その有望案件探しに四苦八苦の有り様だ。 そのために、にわか仕込みの案件調査を懸命に続けているようだが、有望な案件はそう短兵急には発掘されるもの... 2017.02.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 米国のトランプ現象は対岸の火事でない グローバル化政策への警鐘か|羅針盤 主幹 荒木光弥 先進国の貧富の格差 謹賀新年。 今年は米国のトランプ現象を引きずりながらの年明けになった。日本にとってもかなり厳しい新年になりそうだ。それは日本が戦後、自由貿易を国是としてきた“グローバル化政策”に警鐘が鳴らされているからである。 トランプ... 2017.01.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 新時代のASEAN 追いつけない日米の対応力|羅針盤 主幹 荒木光弥 巨大市場の中国 今年は日本とシンガポールが外交関係を樹立してから50周年目に当たる。だが、何か淋しい。それは、シンガポール建国の父・リー・クアンユー初代首相の姿を見られないからであろう。この都市国家づくりの天才は昨年3月23日、91歳で天寿... 2016.12.01 羅針盤荒木光弥
羅針盤 TICAD Ⅵの“数字の威力 ”中国との差別化で問われる日本の信用|羅針盤 主幹 荒木光弥 短期決戦型の援助 矢はアフリカに放たれた。決して軽くない矢である。 去る8月29日、ケニアの首都ナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD Ⅵ)での安倍晋三首相の演説は圧巻であった。それは、まさに数字の威力である。別の見方では、... 2016.11.01 羅針盤
羅針盤 マスタープランづくり協力がインフラ輸出戦略に有効か|羅針盤 主幹 荒木光弥 JICAの歪な予算構成 インフラ輸出戦略は日本の経済成長を支えるものとして、政府の大きな政策課題になっている。ところが、主な輸出対象国が開発途上国であることから、政府開発援助(ODA)部門への期待度が一段と高まる。 首脳外交によるインドの鉄... 2016.10.01 羅針盤荒木光弥