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アジア・ダイナミズムの再考 原教授の「アジア研究」を追って|羅針盤 主幹 荒木光弥

アジア研究プロジェクト筆者は、4月5日に急逝された政策研究大学院大学(GRIPS)の原洋之介教授と、最近のアジア研究があまりにも細分化されすぎているのではないか、といった議論を交わしたことがあった。例えば「国別研究」と言っても、個別の特殊な...
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経団連の政府への要望 戦略的インフラ輸出の促進|羅針盤 主幹 荒木光弥

71兆ドル世界市場か(一社)日本経済団体連合会(経団連)は3月、日本政府に対して「戦略的なインフラシステムの海外展開に向けて」と題する2020年度版の提言を公表した。主な内容は(Ⅰ)環境変化を踏まえたインフラシステムの海外展開の推進、(Ⅱ)...
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問われる国際競争力 開発コンサルティング業界|羅針盤 主幹 荒木光弥

アジアでも劣勢の日本(一社)海外コンサルタンツ協会(ECFA)は最近、小冊子の「TheVision2030」を作成した。筆者はその巻頭の「国際場裡におけるわが国コンサルタントの立ち位置」に驚愕し、大きな衝撃を受けた。それが今回の論点である。...
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ミャンマーで軍部クーデター 背景に何があるのか|羅針盤 主幹 荒木光弥

見え隠れする中国2月1日。民主政治が本格始動したミャンマーで突如としてミンアウンフライン総司令官によるクーデターが強行された。新型コロナウイルスと奮闘中の世界はこの大胆不敵な蛮行に測り知れない衝撃を受けた。多くの人びとは、これは米国大統領選...
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懸念される途上国への悪影響 米国議事堂への乱入事件|羅針盤 主幹 荒木光弥

歴史的な汚点を残す1月6日。ドナルド・トランプ大統領(当時)の熱狂的な支援者による米国連邦議会議事堂への乱入事件が起こり、ワシントンに衝撃が走った。米国が議会制民主主義のモデル国家であるだけに、世界に与える影響は測り知れないものがある。特に...
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新型コロナへの大国の思惑 ワクチン購入の資金協力を|羅針盤 主幹 荒木光弥

五輪開催国の責任として新型コロナウイルスとの最後とも言うべき戦いは、ワクチン確保が決め手のようである。しかし、貧しい国にとってその前途は決して容易なものではない。世界保健機関(WHO)が緊急使用許可を出して、新型コロナワクチンを共同購入し、...
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